2017-12-18 16:00
社会
ヤンゴンで1億5,000万円相当の偽造医薬品を処分

環境に配慮した処分
ミャンマー情報省によると、「BPI」という名で偽パッケージに入れられ販売されていた18億チャット(約1億5,000万円)相当の没収された医薬品が12月16日、ヤンゴン市インセイン郡区にある医薬品工場で1,650万チャット(135万円相当)の低品質な変性アルコールとともに処分されたという。医薬品工場の代表取締役であるKo Ko Lwin氏は、
「我々は、環境に影響を与えずに様々な方法で偽造医薬品を処分した」(プレスリリースより)
と述べている。処分方法の1つは薄めることだといい、特に低品質な変性アルコールは薄めて処分したという。
また、錠剤やカプセルにはローラーを使用し処分し、残りの偽造医薬品は廃棄物エネルギー工場で燃やす予定となっている。
ほとんど偽装医薬品はヤンゴンとマンダレーで没収
2006年9月以降、ミャンマー内務省、特別調査局、工業省が協力して、偽造品の違法生産と流通を調査している。倉庫や店舗などの襲撃で、28億チャット(約2億3,000万円)相当の様々な偽造医薬品が押収され、そのうち裁判官によって最終判決が下された後、一部の没収された偽造医薬品が処分されたという。
これらの偽装医薬品はほとんどがヤンゴンとマンダレー地方域で没収され、その大部分が外国から不法に輸入されたものである。
2つの大都市を中心に広がる偽造医薬品流通チェーンのネットワークを解明する作業は続けられているが、これらの偽造医薬品が国内市場に残る可能性は高いという。
一方、偽造医薬品の排除を促す取り組みのおかげで、偽装医薬品の販売は市場で大幅に減少している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
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