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2017-12-21 12:00

文化

ミャンマー全土で「カレン族の新年」を祝う行事開催

カレン族
ヤンゴン各地でも新年祭
12月18日に2,757回目の新年を迎えたカレン族。ミャンマー各地で新年を祝う行事が開催された。

同国最大の都市ヤンゴンのインセイン郡区では伝統的なボクシング大会が開かれ、熱狂的なファンで賑わったという。

また17日から19日にかけては、同郡区のMaha Hsay Wingaba Arlane Nga Hsint僧院で新年祭を開催。ミャンマーとカレン族の旗が掲げられ、伝統的な催しが行われた。

夜にはマヤンゴン郡区のミャンマー・コンベンション・センターで、カレン族のダンスや伝統文化、音楽などが披露されたという。

目的はカレン族の伝統を守ること
カレン族が8万人暮らすモン州タトォン郡区では、Kyonpar村で第79回カレン族新年祭を開催。カレン族の歴史、文学、文化、言語を保持することを目的とした催しで、モン州のAye Zan首相がカレン族の美徳を賞賛する演説を行った。

新年を祝うメッセージやカレン族の歴史などは、ミャンマー語だけでなく、カレン諸語であるポー・カレン語とスゴー・カレン語でも行われ、同国の事実上のリーダーであるアウンサンスーチー国家特別顧問からのメッセージも代読されたという。

また、80歳以上の高齢者に敬意を表して寄付が行われ、2016-2017年の入学試験で優秀だった学生を表彰。その後は、伝統的なダンスなどが披露された。

カレン族の新年とは
カレン族の新年は1938年以来ミャンマーで祝われ、2009年に祝日となっている。

カレン族は、米収穫期が終わったPyathoの最初の日を新年と定めているが、太陽暦を使用しているため、新年の日付は毎年異なるという。

2017年は12月18日が新年だが、来年は新年にあたる日がなく、2019年には新年が2回ある。

なお、Pyathoとはミャンマーの伝統的な暦で10番目にあたる月のことで、この暦は2,700年以上も使われている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/

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