2017-12-14 10:00
経済
クボタグループ、ヤンゴン都市圏上水整備事業を受注

共同企業体として受注
大阪市浪速区を本拠地とする産業機械、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのメーカーである株式会社クボタ(以下「クボタ」)は12月12日、同社と100%子会社の株式会社クボタ工建(以下「クボタ工建」)が、ミャンマー最大の都市ヤンゴンの都市圏上水整備事業をヤンゴン市開発委員会より受注したことを発表した。クボタによると、同事業1工区はクボタと韓国のポスコE&Cによる共同企業体が送配水ポンプ施設や配水池の建設を行い、2工区はクボタ工建と丸紅プロテックス株式会社による共同企業体が送水管路の建設を行うという。
また、各工事で使われるダクタイル鉄管やポンプは、クボタが製造・供給する。
なお、同事業は、国際協力機構を経由して日本政府から発展途上国政府へ、インフラストラクチャー整備を目的として行われる長期・低金利の資金貸し付け「円借款」により実施される。
ミャンマーでのクボタの取り組み
ヤンゴン都市圏上水整備事業は、日本・ミャンマーの両国により整備が進められ、ティラワ経済特区を含むヤンゴン都市圏に上水を供給する事業だ。クボタはすでに、ティラワ経済特区の水処理や管路施設を整備するなど、ミャンマーの水環境インフラ事業の拡大に取り組んでいる。
さらに、行政や民間技術者を対象に講座を開くなど、これまでに培った技術を活かした人材教育等にも取り組んでいるという。
今回の受注を機に、クボタの技術、日本の技術がミャンマーに根づくことが期待される。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
クボタのプレスリリース
https://www.kubota.co.jp/new/
ポスコE&C
https://www.posco.co.kr/
丸紅プロテックス株式会社
http://www.m-protechs.com/
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