2017-12-02 17:00
経済
大成建設、ミャンマー・ヤンゴン市再開発に参画

仏大手建設会社と特定目的会社を設立
大成建設株式会社(以下「大成建設」)は11月30日、ミャンマーの最大都市であるヤンゴン市を再開発する「ヨマ・セントラルプロジェクト」の工事に参画することを発表した。同プロジェクトは事務所をはじめ、コンドミニアム、ホテル、商業施設等で構成される複合施設を建設し、ヤンゴン中心地に広がる敷地約4ヘクタールを再開発するという。
また、大成建設は同プロジェクトでフランスの大手建設会社ブイグ社のグループ企業であるバイマ社と特定目的会社(SPC)を設立し、共同で施工を行う。
ヨマ・ストラテジック・ホールディングス(Yoma Strategic Holdings Ltd.)は、
「世界で最も名声があり評判の高いグローバル建設会社と契約を締結した」(ヨマ・ストラテジック・ホールディングスのプレスリリースより)
と発表している。工事は2017年12月にはじまり、完成は2021年7月の予定だという。
なお、特定目的会社とは、資産の流動化だけを目的に設立される会社のことで、不動産や債権の証券化による資金調達など、業務が限定されている。
ミャンマー国内で初の再開発事業参画
2011年の民政移管以降、ミャンマーでは経済改革が進められており、海外からの投資が活発化している。そのため、安定した経済成長を続けており、2016年に誕生した現政権下では経済制裁が緩和されこともあり、今後さらなる経済発展が見込まれている。
大成建設はミャンマー国内での工事実績があるものの、再開発事業への参画は今回が初めてだという。
これまで日本はもちろん、世界各地で多くの高層建築や複合施設建設を手がけてきた実績が認められたといえるだろう。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
大成建設株式会社のプレスリリース
http://www.taisei.co.jp/release/
ヨマ・ストラテジック・ホールディングスのプレスリリース
http://www.yomastrategic.com/attachment/
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