2017-12-09 09:15
社会
セーブ・ザ・チルドレン、難民のミャンマー早期帰還への動きに警鐘を鳴らす

ミャンマー当局は説明責任を果たすべき 安全と尊厳の確保を
国連に承認された子どものための国際援助団体(NGO)であるセーブ・ザ・チルドレンが、5日のプレスリリースにおいて、バングラデシュに逃れている難民を、ミャンマーへ早期に帰還させようとする動きに警鐘を鳴らした。8月下旬に起こった危機をきっかけに、ロヒンギャ族は重大な人権侵害などを受けてきた。セーブ・ザ・チルドレンは、国際基準にのっとった安全と尊厳が確保された上で、ロヒンギャ族の人々が自主的に帰還できるようにするべきだとした。
組織的な暴力などが報告書で明らかに また被害に遭う可能性も
セーブ・ザ・チルドレンを含めた人道支援団体による報告書で発表もされているように、ミャンマーではロヒンギャ族に対する、組織的な暴力などが多く報告されている。しかし、バングラデシュ政府がここ数週間以内に、ロヒンギャ族難民をミャンマーへ帰還させると発表している。セーブ・ザ・チルドレンは、恐怖を感じ逃れてきたのにもかかわらず、またそのような場所に戻されることに、難民の間で恐怖が増大していると指摘。道義上、誰も帰還を支援できる状況ではないとの考えを示している。
(画像はプレスリリースより)
(C)Hanna Adcock/Save the Children
外部リンク
セーブ・ザ・チルドレン プレスリリース
http://www.savechildren.or.jp/
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