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2017-11-17 21:30

社会

ジャパンハート、ミャンマーで口唇口蓋裂の患者53名に手術を実施

ジャパンハート
日本から形成外科医など多くの医師が参加
日本発祥の国際医療NGOであるジャパンハートは、ミャンマーのマグエ病院において、口唇口蓋裂の患者多数に対する手術が行われたことを報告した。

ミャンマーの中部に位置するマグエ地域は医科大学もあり、他の地方都市と比べると医療環境は恵まれてはいるものの、口唇口蓋裂などの専門領域の治療を受けるためには、車で6時間や9時間かかるマンダレーやヤンゴンまで行かなくてはならない。こうしたことから、この地域では、口唇口蓋裂の手術を受けたくても受けられない人がたくさんいる状況である。

今回は、日本から形成外科医7名、口腔外科医1名、麻酔科医1名の医師が参加し、現地の医師と看護師とともに、4日間で、生後6ヶ月の赤ちゃんから42才の人まで合計53名の患者の手術が行われた。

そして、手術の器具も限定される中、3室の手術室において、1日に13人から16人もの手術を行うこととなったが、現地スタッフの協力のもと、事故もなく無事に手術を終えることができた。術後の患者は経過も良く、全員が無事に退院している。

心を救う医療活動
口唇口蓋裂と言う疾患はすぐに生命に関わるという疾患ではないが、子供の手術後に喜んで泣いている母親の姿を見た時、この活動には、「医療の届かないところに医療を届ける」、「心を救う医療」ということがあると実感した、とスタッフは伝えている。

そして、このような素晴らしい活動が今後も継続出来るように、多くの人の協力を期待したい、としている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ジャパンハート
http://www.japanheart.org/myanmar/report/post-54.php

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