2017-11-20 00:45
社会
UNHCR、ミャンマーから急造いかだで大量の難民が到着との報告を受ける

ミャンマーからおよそ4時間 急造いかだで逃れる
国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)がここ10日間で、ミャンマーから急造いかだに乗って、大量の難民が到着したと報告を受けたと、17日のプレスリリースで発表した。竹の棒やゼリー缶、プラスチックシートなどを用いて作られた「いかだ」で、新たに1,000人以上の難民が到着したことが分かった。バングラデシュのShahporir Dwipに到着した難民は、ミャンマーからおよそ4時間かけて越境してきたとみられている。
危機発生から3か月 転覆などで難民200人以上が命を落とす
ミャンマー・ラカイン州での危機発生から今月で3か月が経過するが、いまだに多くの難民がバングラデシュに押し寄せており、これまでに200人以上が、ボートの転覆などによる事故で命を落とした。バングラデシュや支援団体などと協力し、難民の居住区域の拡大しているが、難民キャンプなどにおける人口密度が高まり続けており、仮設シェルターの増設やインフラ整備、命を守るための支援サービスを更に進めなければならないとしている。
また、この人口密度の高まりにより「ジェンダーに基づく性的な暴力(SGBV)」のリスクも高くなると想定し、パートナー団体からも協力を得て、女性へ安全な場所を提供できるように努めている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/Andrew McConnell
外部リンク
UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/
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