2017-11-19 04:00
社会
テロ攻撃の村で新しい村建設プロジェクトが進行中

州政府が住居や学校、修道院を準備
8月、アラカンロヒンギャ救世軍(ARSA)による攻撃で被害を受けた地域で、新しい村の建設が始まっている。11月15日、ミャンマー情報省が伝えた。被害を受けたのはラカイン州マウンドー地区のMro村。8月4日の攻撃で8名が死亡した。同25日には他の武装組織に攻撃を受け、Mro村の住民は村から避難した。
現在、ヤンゴン州政府とモン州政府は、Mro村に近いThandar村に新しい村を建設している。村の建設プロジェクトは10月19日からスタート。現在、住居や学校、修道院が用意されている。
道路舗装、電気供給など雨期までに完成を目指す
Mro村の住民は258人。地元の業者によって40×60フィートの住居が50戸建設された。今後、住民と政府が相談の上、住居の柵をつくり、井戸掘りや道路舗装、太陽光発電による電気の供給などを進めていく。他地域政府や住民からは、学校と修道院に利用する建物が寄付された。Pantawpyin地区にも新しい住居を22戸建設する予定もある。
11月12日のインタビューによると、避難していたMro村の住民は、舗装道路から約2マイル離れた山深い森で過ごしていたという。新しい村が完成するまではテント暮らしが続く。食糧などは赤十字や人権団体からの支援に頼っている状態だ。
輸送の問題から、プロジェクト完了の確実な日程は明らかにされていない。しかし、多くの労働者や設備を投じ、雨期が来る前までの完成を目指している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/16/11/2017/id-12012
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