2017-11-19 11:00
社会
ニュージーランド政府、ミャンマーの人道支援に追加拠出

250万ドルの追加
ニュージーランドのウインストン・ピータース(Winston Peters)副首相兼外相は11月16日、ミャンマー・ラカイン州で起きている「ロヒンギャ危機」に対する人道支援に250万ドルを追加拠出することを発表した。ピータース副首相兼外相は、
「ニュージーランド政府はラカイン州で起きている暴力と人道危機に懸念を抱いており、ミャンマー政府が被災者を守るためにできる限りの努力を続けることを願っている」(プレスリリースより)
と述べ、追加資金がラカイン州からバングラディシュへ逃避しているイスラム系少数民族「ロヒンギャ」の保護と援助のためであることをつけ加えた。発表によると、ニュージーランド政府がミャンマーで発生している人道危機に対して提供した資金は、総額で400万ドルに達するという。
性的暴力の被害者支援にも
追加資金250万ドルのうち、50万ドルは国際連合世界食糧計画(World Food Programme)へ、そして100万ドルは国際連合人口基金(UN Population Fund)へ寄付される。これらの資金は、避難民家族への食糧や保護、医療援助のために、ホスト・コミュニティーであるバングラディシュのコックス・バザールで使われるという。
「ロヒンギャ危機」では、女性や女児が大きな影響を受けているため、ニュージーランドの資金は性的暴力などの被害者を支援するためにも使われることを明らかにしている。
また、ニュージーランド政府は、同国の国民からNGOに寄せられた100万ドルも合わせて寄付する予定だという。
(画像はニュージーランド外務貿易省HPより)
外部リンク
ニュージーランド政府のプレスリリース
https://www.beehive.govt.nz/
ニュージーランド外務貿易省HP
https://www.mfat.govt.nz/en/
World Food Programme
http://www1.wfp.org/
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