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2017-11-21 23:45

経済

鹿島、ヤンゴン市内で複合開発事業をスタート

鹿島
海外エコシティプロジェクト協議会の枠組み第1号案件
鹿島建設株式会社は20日、ミャンマーのヤンゴン市内ヤンキン地区にオフィスや長期滞在者用のホテル、商業施設からなる複合開発事業をスタートすると発表した。

ヤンキン地区は、ヤンゴン市内で最も住宅の集結が進んでいるエリア。旧中央官庁街とヤンゴン国際空港の中間に位置する。また、世界の大企業が次々に拠点とするなど、新商業地区としてのポテンシャルが高い場所である。

同事業は、ミャンマー建設省が日本の国土交通省に、官民連携による公有地開発のモデルとして、日本企業による計画提案を依頼したもの。そこで、一般社団法人海外エコシティプロジェクト協議会の政府間協議の枠組みを適用する承認を受け、同国建設省と協議を重ね、鹿島の提案が採択された。

この複合開発事業は、海外エコシティプロジェクト協議会の枠組みを利用して事業化する第1号案件となる。

日本企業100%出資による初めての本格的複合開発事業
同事業の事業主体は、同社のアジア地域統括法人カジマ・オーバーシーズ・アジア社傘下のカジマ・ヤンキンPPP社。総事業費は約450億円で、敷地面積は2万7,000平方メートル、延床面積は17万平方メートルの大規模案件である。

この事業のキーコンセプトは「The Garden for the People」。防災サービスなどの地域貢献機能を備え、他にも児童向け図書館や交通渋滞緩和を企図したトランスポーテーション・スクエアも設置される予定だ。

同案件は、ミャンマーにおける日本企業100%出資による初めての本格的複合開発事業にあたる。鹿島は、同社が持つ先進的な技術や経験、ノウハウを総合的に発揮し、事業に取り組んでいく構えだ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

鹿島建設株式会社 プレスリリース
https://www.kajima.co.jp/news/press/201711/

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