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2017-11-08 13:00

社会

ゾウの危機を訴える「VOICES FOR MOMOS」キャンペーンがスタート

VoicesForMomos
野生ゾウの違法取り引き 週に1頭が密猟により殺害
ミャンマーで、ゾウの危機を訴えるキャンペーン「VOICES FOR MOMOS」が行われている。

このキャンペーンは、ミャンマーで横行しているゾウの密猟と象皮取り引きについて、考える機会を持つために始まった。

現在、ミャンマーには野生のゾウが1400~2000頭生息しているとみられているが、その数は年々減少している。ゾウの皮膚を目的とした密猟は急増しており、今年は8月までに約30頭、週に1頭のペースでゾウが殺されているという。

キャンペーンは世界自然保護基金(WWF)、自然保護協会(WCS)、ファウナ&フローラ・インターナショナルなど、非営利組織が共同で取り組んでいる。

「今行動しなければ永遠にゾウを失う」
ゾウは家族で密接に関わりながら暮らしている。年長のゾウが子どもを守り、地理的に良い条件を探しながら生活している。

密猟者の手にかかったゾウは皮膚をはがされ、長い時間苦しんだ末に死を迎える。皮膚は伝統医学の薬としても利用され、東南アジア諸国で違法取り引きされる。

キャンペーンのウェブサイトでは、「このままではミャンマーのゾウは永遠に姿を消してしまう。」と危機を訴えている。
行動するべき時が来ている。今、ゾウの個体および家族の虐殺を止めなければ、数年以内にミャンマーはゾウを失うことになる。(VOICES FOR MOMOSより)

キャンペーンは11月から来年4月まで、約半年間実施される。

(画像はVOICES FOR MOMOSより)


外部リンク

VOICES FOR MOMOS
https://en.voicesformomos.org/

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