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2013-05-02 13:00

その他

環境保全の法律施行が秒読み段階に?

環境保全
発案から10年以上、そろそろ施行??
急速な発展や開発が進む多くの国と同じように、ミャンマーもまた、環境保全の問題が浮上している。とはいえ、環境保護に関する法律が、近々施行される予定で、現在は草案が人民議会(hluttaw)にかけられる準備が進められているという。実はこの法律は、1998年から草案の基盤はできあがっており、2012年の4月1日付けで制定されていたにもかかわらず、公布・施行に至っていなかった。

環境保全・林業省森林局(Minister for Environmental Conservation and Forestry)の U Win Tun氏は、人民議会の承認を得られれば、この法律が施行される段階に入っているとMyanmar Timesに語った。

U Win Tun氏は、法律の施行にあたっては、経済発展と環境保全のバランスを取ることが大切であり、住民と投資家の双方にとって恩恵があるべきだと考えており、増加をたどる外資系のビジネス参入にも理解を示すことをアピールしている。

環境破壊の恐れのある投資にはしかるべき課金を
法律草案の執筆にあたったのは、関係各省庁、国内外の専門家やNGO団体。

とはいえ、実際に執筆に関わった団体にも、最終草案の内容が明らかにされていない。ため、Forest Resources and Environmental Development AssociationのU Ohn氏によれば、NGO団体では、外国人投資家に対して、自然破壊と見なされる行為に対しては、課金を行うことを提案していた。U Ohn氏は
「我々の(森林保護についての)立場を理解し、意見を取り入れてくれたことを、喜ばしく思っているが、実際の草案が送られてきていないので、我々の声がどの程度反映されているかがまだ分からない。施行前に、一般の人が内容を確認できるようにすべきだ」(Myanmar Times)
とコメントしている。


外部リンク

Environment law bound for hluttaw
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/

Minister for Environmental Conservation and Forestry
http://www.myanmarteak.gov.mm/forestdep-about.htm

Forest Resources and Environmental Development Association
http://fredamyanmar.com/
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