2015-07-21 16:00
社会
JR東日本 ミャンマーへ19両の車両譲渡へ

宮城県、福島県などで運行された気動車を譲渡
JR東日本は17日、東北地区と新潟地区で使用されてきた気動車19両を、ミャンマー鉄道公社に譲渡すること、また、車両の譲渡とあわせ、同国に技術者を派遣して、車両の保守に関する技術支援を実施すると発表した。譲渡される車両は、キハ40形13両と、キハ48形6両の計19両だ。これらの車両は陸羽東線、石巻線など宮城県周辺や、磐越西線、只見線など福島県周辺で運行されてきた。今月下旬より譲渡が開始される。
また、気動車のメンテナンスを担当していた技術者を短期でミャンマーに派遣し、同国において技術支援を行う。車両の整備、機能確認業務、オーバーホールに関する支援などが予定されている。
昭和50年代に製造された車両で、日本で現在も活躍中
キハ40形、キハ48形気動車は昭和50年代に製造された車両で、日本の非電化区間に投入され、現在も活躍している。電車に近い車体構造の大型気動車であるが、最近では高性能で維持費の安い新型気動車が製造されており、廃車が発生している。日本の鉄道各社は、今年に入ってからミャンマーへの車両の譲渡を実施している。春には岩手県の三陸鉄道の車両とJR東海の車両が、また、今月は広島電鉄の車両が譲渡された。JR東日本の車両譲渡はそれに続くもので、日本の鉄道車両がミャンマーでさらに活躍することとなる。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
JR東日本(プレスリリース)
http://www.jreast.co.jp/press/2015/20150717.pdf
国鉄キハ40系気動車(2代)(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/国鉄キハ40系気動車(2代)
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