ミャンマーニュース

米国の主要ファストフード・チェーンである「KFC」が6月30日、ミャンマー最大都市ヤンゴンにてオープン。米ファストフード・チェーンのミャンマー進出はこれが初となる。

ミャンマーは2011年まで続いた軍事政権の下、半世紀にわたり鎖国状態が続いた。そのため、世界的に事業を展開している大手メーカーがミャンマーに進出してきたのもここ数年だ。

飲料メーカーのコカ・コーラ（Coca-Cola）やペプシ（Pepsi-Cola）、自動車メーカーのシボレー（Chevrolet）やフォード（Ford）などの米国企業はすでにミャンマー国内で販売を開始しているが、ファストフードに関しては今回のKFCが初めてとなる。

一方、外資のハンバーガー・チェーンとしては、2013年に韓国のロッテリア（LOTTERIA）がすでにオープン。現在ミャンマー国内に7店舗を有し、事業を拡大している。

ヤンゴンにオープンしたKFCは240席を有する大型店。ボージョーアウンサン通り（Bogyoke Aung San Road）に面している。

KFCは世界120カ国で19,400店舗を展開する世界的に有名なファストフード・チェーン。長い孤立状態をとかれたミャンマー国民の多くは、すでにKFCが世界的に有名なことを知っており、大きな話題となっている。

そのため、昼食時間に合わせたオープンには長い行列ができる程のにぎわい。なかには数家族分のチキンを購入するために3時間も待った人もいるようだ。

日本人をはじめとした先進国に暮らす者には、KFCは取り立てて特別なものではなく、ファストフードの1つにすぎない。しかし、ミャンマーの若者にとっては“贅沢”であり“トレンド”。携帯電話でセルフィ写真を撮影する姿も多く見られたようだ。

（画像はVoice of Americaより）

外部リンク

Myanmar KFC fans wait hours for 1st taste of US fast food
http://www.bangkokpost.com/news/asia/

KFC Becomes First US Fast-food Chain in Myanmar
http://www.voanews.com/content/kfc

KFC opens first outlet in Myanmar
http://dalje.com/en-world/kfc-opens