2015-07-11 03:00
経済
【日立産機システム】ミャンマー企業と合弁会社設立:電力インフラ整備に貢献

協業関係強化を目指し合弁会社を設立
株式会社日立産機システム(以下「日立産機」)は、ミャンマーの大手送配電機器メーカーであるSoe Electric & Machinery Co., Ltd.(以下「SEM社」)と、電力・配電用変圧器などの事業を行う合弁会社を設立。正式に契約を締結したことを発表した。新設された合弁会社の名称はHitachi Soe Electric & Machinery Co., Ltd.(以下「日立SEM社」)。ミャンマー国内で電力・配電用変圧器などの送配電機器の設計・製造等を中心にシェア拡大を狙う。
日立産機とSEM社は2012年にアモルファス変圧器の技術提携を開始。すでに技術面では協力関係を構築している。今回の合弁会社設立により、さらに協力関係が強化されることが予想される。
開業予定は2016年3月。ミャンマー投資委員会より許可を受け次第、開業する見込みである。
輸入製品に頼らない国産化率の向上を目指す
産業発展に欠かすことができない「電力」が不足しているミャンマーでは、これまで以上の経済発展を推進するためには「電力インフラの整備」が必須だ。これまでのところ発電施設や送配電網の整備を集中的に行っているが、徐々に変電・配電設備のニーズが高まっている。より安定した電力の供給には、質の高い変電・配電設備が重要だからである。
このような背景をふまえ、SEM社の国内における「確固たる事業基盤」と日立産機の「技術」をプラスした「日立SEM社」を設立し、ニーズに対応していく。
また、多くの海外製品が輸入されている現状を打開し、国産化率の向上も目指す。さらに、ASEAN諸国への輸出も視野に入れているようだ。
日立SEM社は、ミャンマーの電力インフラ整備だけでなく、産業発展にも大きく貢献していくことが期待される。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社日立産機システム
http://www.hitachi-ies.co.jp/
株式会社日立産機システムのプレスリリース
http://www.hitachi-ies.co.jp/information/release/
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