2015-06-21 09:00
社会
安全な飲料水を!宮崎大学が8月から3年間ミャンマーで「ヒ素対策」を実施

「実証的な対策事例」を作り、人材開発にも努める
宮崎大学の国際連携センターは2015年8月より3年間、ミャンマー保健省医学研究局をカウンターパートとして「ミャンマー国ヒ素汚染地域における衛生保健の実施体制強化プロジェクト」に取り組む。同プロジェクトは、ミャンマーのヒ素汚染地域での「安全な飲料水の供給を通じた住民の衛生保健の実施体制向上」を目的としており、エヤワディ管区タバン群区で行われる。
最終的にはこれら活動から「実証的な対策事例」を提示し、ミャンマー側の人材開発等にも努めるようだ。
地域住民にとっては「安全な飲料水の確保」と「水と健康に関する意識向上」が直接的なメリットとなる。
具体的には、保健に関する基礎データの調査や分析を行い、現地の状況に応じた飲料水設備を設置。また、安全な飲料水に関する住民意識の啓発も行う。
産学官連携ミャンマー視察・交流ツアーも実施
宮崎大学では「ミャンマー国ヒ素汚染地域における衛生保健の実施体制強化プロジェクト」の開始に合わせ、8月25日から28日に「産学官連携ミャンマー視察・交流ツアー」を実施する。ツアーでは、同プロジェクトのシンポジウムやミャンマー科学技術省ならびに現地大学関係者との意見交換会などが行われる予定。
また、ミャンマー科学技術省、ヤンゴンコンピュータ大学、宮崎大学等が共同主催する国際会議「ICGEC2015」にも参加する。
さらに、2014年12月に設置された宮崎大学ヤンゴンオフィスの見学や「産学官交流会」なども実施されるようだ。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
宮崎大学
http://www.miyazaki-u.ac.jp/
産学官連携ミャンマー視察・交流ツアー詳細
http://www.of.miyazaki-u.ac.jp/news-events/
ICGEC2015
http://bit.kuas.edu.tw/~icgec15/
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