2015-06-20 17:00
文化
人権国際映画祭で同性愛テーマの作品を上映
タブーを破り、同性愛の誤解を解くきっかけに
ネピドーとヤンゴンで、人権と人間の尊厳をテーマにした国際映画祭(Human Right and Human Dignity International Film Festival=HRHDIFF)が開催された。今回の映画祭には、同性愛や両性愛、性同一性障害など、LGBTをテーマにした「This Kind of Love」がエントリーし、世界で初めて上映された。
この作品は、65のショートストーリーからなるドキュメンタリー。自らゲイであることを公表しているAung Myo Min氏が製作した。
多様な人々を尊重 ミャンマーの発展に
ミャンマーでは、倫理的にも社会的にもLGBTは認められず、罰金または10年間の懲役が科される場合もある。長く続いた軍事政権下では、人権について語ることは長期間投獄されることと同義であった。しかし、今回のHRHDIFFはユニークで、LGBTコミュニティーのメンバーに発表の場が与えられた。これは今までになかったことで、Aung Myo Min氏は、LGBTについての誤解を解くきっかけになることを期待している。
これまで、LGBTの人々はコメディー的なキャラクターとして映画に取り入れられていた。しかし、Aung Myo Min氏によれば、今回の作品はLGBTを尊重し、むしろ恵まれた立場にあるというような表現をしているという。
Aung Myo Min氏は、このような作品を映画祭に出品させることは、ミャンマーの「発展」につながるとしている。
彼は、
性愛についてだけではなく、人々に人権と愛を伝えることができれば幸せだ。(画像:Radio Free Asiaより)
と語っている。
(画像:Radio Free Asiaより)
外部リンク
Radio Free Asia
http://www.rfa.org
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