2015-06-13 16:00
経済
議会の賛成多数で、AIIB加盟案を可決

賛成454の圧倒的多数で可決
ミャンマー連邦議会は、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への加盟案について、賛成454、反対7、欠席3で加盟案を可決した。ミャンマーの出資金は2億6450万米ドル(約325億円)、出資額の20%にあたる5290万米ドル(約65億円)を支払い、残額は10年間で10回の分割払いとなる。また、同国には2645票の投票権が与えられる。
国際的には賛否両論、ミャンマーでは肯定的な意見
AIIBは中国が提唱し、主導する形で、2015年の業務開始を目指しているアジア向けの国際開発金融機関である。資本金は1000億米ドル(約12兆3000億円)、出資の75%はアジア地域、残りの25%をアジア地域外から調達し、各国の出資額は経済規模に応じて決定される。なお、ミャンマーは途上国であるとの判断から、出資額は低く抑えられた格好だ。
AIIBの設立については、「アジアのインフラ投資を加速させる」などの肯定意見があるほか、「中国の影響力が強すぎる」など、懸念を示す意見も見られる。
しかし、ミャンマー連邦議会の議員からは、
我が国がAIIBに出資することでメリットが2点ある。1点目は、AIIBの投票権が得られること、2点目は、我が国が今まで以上に融資を受けられる可能性があることだ。(MYANMAR TIMESより)
と、AIIBの加盟に肯定的な意見を述べた。
外部リンク
Myanmar Times
http://www.mmtimes.com/index.php/business/14982
アジアインフラ投資銀行(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/アジアインフラ投資銀行
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