2015-06-12 17:00
旅行
インレー湖がミャンマー初のユネスコエコパークに登録

野鳥、淡水魚など、多種多様な野生動植物が生息
6月9日、UNESCOは、新たに20のユネスコエコパーク(生物圏保存地域)を決定。ミャンマーから初めてのエコパークとして、インレー湖が登録された。エコパークに指定されたのは、ミャンマー東部シャン州にあるおよそ490ヘクタールの地域。ユネスコがエコパークに指定した地域は、630となった。
インレー湖は、多種多様な植物と動物が生息する、東南アジア諸国で最もポピュラーな観光地のひとつである。ユネスコの発表によれば、インレー湖には267種野鳥、湿地に棲む82種の野鳥、43種の淡水魚、絶滅危機のSarus鶴など、様々な魚類や野生動物が暮らしている
気候変動による干ばつや森林破壊が懸念事項
人々は湖と共に生活している。この地域独特の片足で漕ぐボートを使い、湖では浮遊植物の栽培も行われている。特に、トマトの栽培は有名である。近年、インレー湖の水位が下がり、ボートでの輸送が困難になっている。また、大規模な干ばつも起こっており、気候変動や森林破壊が懸念されている。
2014年、ミャンマーを訪れた外国人観光客はおよそ305万人であった。2015年は500万人を超えると予測されている。
インレー湖観光のベストシーズンは9月から10月。エコパーク登録によって、今後インレー湖への観光客が増加することが期待される。
(画像:ASIAN Correspondentより)
外部リンク
ASIAN Correspondent
http://asiancorrespondent.com
UNESCO
http://www.unesco.org
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