2015-06-16 21:00
社会
タイ消費財大手サハ・グループ ミャンマーの工業団地造成断念

工業団地予定地の地価高騰が要因に
タイ最大の総合消費財メーカー、サハ・グループは、ミャンマーに工業団地を造成することを計画していたが、断念することを決定した。工業団地は約160ヘクタールを予定しており、造成にあたって調査を実施していたが、造成予定地の地価が高かったことが計画断念の要因といえる。
サハ・グループのBoonsithi Chokwatana会長は、
工業団地予定地の地価が高く、投資コストが非常に高額となることから、ミャンマーでの工業団地建設は見送りとする。
(mizzimaより)
(mizzimaより)
と述べた。
サハ・グループは、自社単独ではミャンマーでの工業団地造成が困難であることから、日本とミャンマーが官民一体で開発を進めているヤンゴン近郊のティラワ工業団地において、工場用の土地をリースする予定だ。
経済成長が著しく、不動産価格も上昇傾向
経済成長が著しいミャンマーでは、マンションやオフィスビル、ショッピングセンターの建設が相次いでいる。また、ティラワ工業団地は年内の開業を目指しており、今後、工場の建設が増加するものと見込まれている。しかし、開発のスピードがあまりにも急激であることから、不動産価格の上昇に拍車をかけているのが現状で、政府は対応に苦慮している。
外部リンク
mizzima
http://mizzima.com/business-international/saha-cancels
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