2015-05-06 18:00
政治
ミャンマー政府【全国停戦協定】最終合意を待ちわびる

「ミャンマー民族指導者サミット」に向けて発言
ミャンマーのテインセイン大統領は5月4日、同国政府が全国停戦協定への最終合意に関して準備が整っていることを発表した。これは北部シャン州Panghsangで行われている「ミャンマー民族指導者サミット」に向けての発言で、同サミットで全国停戦協定草案に関して議論されているためである。
サミットは6日間の予定で、カチン独立機構(KIO:Kachin Independence Organization)、カレン民族同盟(KNU:Karen National Union)、ワ州連合軍(UWSA:United Wa State Army)、民族民主同盟軍(NDAA:National Democratic Alliance Army)を含む12の民族の指導者が集結。
今年3月には、政府の和平交渉担当者と民族武装勢力の連合体リーダーとの間で「全国停戦協定草案」への署名が行われているが、双方のトップ指導者による署名はまだ行われていない。
「民主主義」移行の妨げに
今回の全国停戦協定の最終合意に向けた“アピール”発言は、テインセイン大統領の月例ラジオ演説で述べられ、武力紛争を解決する唯一の方法は「政治的解決」であり、全ての当事者がそれを受け入れる必要があることを明言。また、できるだけ早く政治的対話を実現するために「最善の努力」をすることを国民に約束した。
今年11月には総選挙を控えており、民主主義への移行を強調するためには民族紛争の問題は早急に解決したいところ。政府としては、民族指導者サミットの成果を待ちわびていることであろう。
(画像はECONOMY LEADより)
外部リンク
Myanmar ready to finalise nationwide ceasefire agreement
http://www.economylead.com/international/
Myanmar ready to finalise nationwide ceasefire agreement
http://post.jagran.com/myanmar
Myanmar gov't ready to finalize nationwide ceasefire agreement: president
http://www.shanghaidaily.com/article/
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