2015-04-15 02:00
経済
【双日グループ】ミャンマーでコールドチェーン物流事業を開始

ミャンマーでの貴重なパートナー「CMグループ」
双日株式会社と双日ロジスティクス株式会社は、ヤンゴンに本社を構える食品・生活消費財卸売会社であるプレミアム・ディストリビューション社(Premium Distribution Co., Ltd 以下「PDC社」)と共同出資し、プレミアム・双日・ロジスティクス社(Premium Sojitz Logistics Co., Ltd 以下「PSL社」)を設立。ヤンゴン市内に建設する3温度帯物流倉庫(常温、冷蔵、冷凍)を拠点として、高品質なコールドチェーン物流サービスを開始する。
PDC社はミャンマーの小売・流通分野最大手のシティー・マート(City Mart Holding Co. 以下「CM」)のグループ会社で、CMグループ内の食品卸売事業を担当。3,000社にも及ぶ顧客ネットワークを持つ。
また、CMグループはミャンマー国内のスーパーマーケット20店、ハイパーマーケット7店、コンビニ45店にて小売事業を展開。加えて、ヤンゴン、マンダレー、ネピドー等の主要都市で食品・生活消費財の卸売事業も展開している。
双日グループでは、CMグループをミャンマーでの貴重なパートナーとして、2013年8月に資本業務連携契約を締結。CMグループの卸売オペレーションの近代化、海外輸入品の品揃えの充実化等、各種支援を推進している。
(3温度帯物流倉庫完成イメージ)
質の高い物流へのニーズに応える
ミャンマーではこれまで、電力不足により常温食品が中心であった。しかし、流通市場の冷蔵・冷凍食品の消費が増加している上、ホテル、レストラン、流通・小売業等の顧客が求めるニーズは高くなっている。双日、CM両グループでは、このような質の高い物流ニーズに応えるべく、PSL社を通じてコールドチェーン物流施設・設備への投資を進め、コールドチェーン事業基盤を拡充することを目指す。
さらに、PSL社はCMグループのミャンマー地方都市への積極的な展開に即応し、ヤンゴン、ネピドー、マンダレーを結ぶ主幹路線で長距離コールド物流定期サービスをスタートする。
今後はASEAN経済共同体の発足等、ミャンマーと近隣諸国との流通が推進されることが見込まれるため、既にASEANや中国で実績のある双日ロジスティクスの大メコン圏での物流ネットワークと連結させる計画もあるようだ。
現在構築が進められているタイ-ミャンマー間だけでなく、中国-ミャンマー間のコールドチェーン越境物流も順次進められることが期待される。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
双日株式会社
https://www.sojitz.com/jp/
双日ロジスティクス株式会社
https://www.sojitz-logistics.com/
双日グループのプレスリリース
https://www.sojitz.com/jp/news/2015/04/20150413.php
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