2015-04-12 04:00
経済
生産過剰なミャンマーのタマネギをバングラデシュへ輸出

輸出量急減に悩むタマネギ農家への対策を
4月8日、マンダレー貿易促進部門は、ミャンマーの農家が生産するタマネギをバングラデシュに輸出する意向を示した。2014年から15年にかけて、ミャンマーのタマネギ輸出量は35,350トンであった。これは前年の58,515トンを大きく下回る数字である。15年はさらに下回る21,162トンと予測されている。
タマネギ栽培農家は輸出量の急減に悩まされている。タマネギなどの農産物輸出協会では、このままでは3年間利益が見込めないと懸念している。さらに、マンダレー管区ではヤシの実農家の消失も警告されており、対策が講じられている。
安定した中間価格と確実な輸送に期待
ミャンマーではタマネギ生産量が過剰な状態にある。2013年の生産量は109万1,965トン、そのうち消費されたのは69万6,832トンであった。一方バングラデシュでは、タマネギが不足している。バングラデシュはインドからタマネギを輸入しているが、価格はインド市場に左右され不安定な状態だという。ミャンマーのタマネギはインドやインドネシアと比較して安く、パキスタンよりは高いという中間価格である。
マンダレー貿易促進部門の副局長は、
バングラデシュへのタマネギ輸出は簡単に実現できる。安定した価格と確実な輸送も可能だ。(Myanmar Timesより)
と述べている。(画像:Myanmar Timesより)
外部リンク
Myanmar Times
http://www.mmtimes.com
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