2015-04-15 19:00
社会
ミャンマー、公務員の給与が2倍に引き上げ
4月1日より、公務員の生活水準向上を目指す
ミャンマーでは、新年度の4月1日より、公務員の給与が従来の2倍に引き上げられた。財務省大臣が、3月末、国営放送で発表した。ミャンマー政府に雇用される公務員は郵便局員、教師など含めて150万人。これまでの最低賃金は月75ドルだったが、月125ドルに引き上げられた。ただし、これまで一律支給されていた補助金は支給停止となる。
高級官僚の最高額給与は、月250ドルが月500ドルに引き上げられた。軍関係者については、シニアジェネラルの給与が月1,200ドルから月3,000ドルへ引き上げられるなど、さらに高い上昇率が明らかになっている。
高賃金の影響で15年度経済成長率は8.4%を見込む
給与の引き上げは、公務員の生活水準の向上を目的として実施された。Myanmar Timesによれば、議会では、公務員給与の引き上げについて反対意見は出なかったという。公務員給与の引き上げによって、消費増加とインフレ率上昇が期待されている。一方で、他の労働者との所得格差や物価の上昇を懸念する声もあがっている。
アジア開発銀行によれば、ミャンマーの経済成長率は現在6%である。賃金アップの影響もあり、2015年度は8.4%まで上昇すると予測している。
(画像:Bangkok Postより)
外部リンク
Myanmar Times
http://www.mmtimes.com
Bangkok Post
http://www.bangkokpost.com
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