2015-03-28 10:00
社会
ミャンマー国軍がコーカン地区「制圧」を宣言

強制的にMNDAAを退去
ミャンマー北東部シャン州コーカン地区で続いていたミャンマー国軍と少数民族コーカン族の武装勢力であるミャンマー民族民主同盟軍(Myanmar Nationalities Democratic Alliance Army :MNDAA)との武力衝突で、国軍が同地区を支配下に置き、完全に制圧したことを宣言。3月26日に地元メディアが伝えた。軍事筋によると、国軍は軍事攻勢で主要となる丘を全て占拠し、強制的にMNDAAを退去させたとのこと。
同地区の中心地となるLaukkaiでは店舗営業などが再開され、安定性を取り戻しているようだ。
繰り返される内戦、終わりはいつに
今回の武力衝突は2月9日にMNDAAがミャンマー軍を奇襲攻撃したことで勃発。その後、激しい戦闘が続き、数万人にもおよぶ地域の人々が国境を越えて中国へ避難した。200人以上の死者が確認されており、数百人が負傷。民間人の死傷者を合わせた数は明らかとなっていない。
コーカン地区「制圧」で今回の武力衝突は沈静化の方向に進んでいるが、数十年にわたり国境地帯で繰り返される内戦にピリオドが打たれるまでには、まだまだ時間が必要かもしれない。
(画像はANADOLU AGENCYより)
外部リンク
Myanmar military says taken ‘total control’ of Kokang
http://www.aa.com.tr/en/world/myanmar
Myanmar military claims total control of Kokang region
http://www.business-standard.com/news/myanmar
Myanmar military claims total control of Kokang region
http://news.xinhuanet.com/english/
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