2015-03-31 21:00
社会
ソーラー・インパルス、10日遅れでマンダレーを出発

悪天候で延期 中国・南京経由で重慶へ
3月29日夜9時、太陽光発電で飛行するソーラー・インパルス2がマンダレー空港を飛び立ち、中国の重慶に向かった。同機は太陽光パネルを装着しており、太陽光発電のみで世界一周を試みている。パイロットはスイスのBertrand Piccard氏。重慶に到着する前には南京に立ち寄る予定だ。何も問題がなければ、トータル飛行時間18〜19時間で31日朝、重慶に着陸する。
ソーラー・インパルスは、中国側の悪天候によって10日間遅れての出発となった。30日、中国の天候は晴れだが、山岳部の低温が懸念される。
中国の後は、太平洋を渡り5日間の予定でハワイに向かう。同機が大海を渡るのは初めてのことである。
飛行距離と速度、世界記録を達成
ソーラー・インパルスのプロジェクトは、太陽光発電と再生可能エネルギーのプロモーションのために行われている。3月始めにUAEのアブダビを出発し、約1か月の間に太陽光発電飛行機として2つの世界記録を達成した。1つは単一飛行での飛行距離で、オマーンからインドの1,468kmを達成した。もう1つは、飛行速度で、インドのバラナシからマンダレー間で毎時216kmを記録している。同機は7月下旬から8月上旬、ペルシャ湾を飛行し周航を終える予定となっている。
(画像:Deutsche Welleより)
外部リンク
Deutsche Welle
http://www.dw.de/
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