2015-03-11 11:00
経済
台湾、ミャンマー移民労働者を製造業と農業に雇用

100から200名で試験運用 農作業への受け入れは初
3月9日、台湾が、労働力不足を解消するためミャンマーからの移民労働者を受け入れるプログラムを開始する。台湾労働力発展署の長官であるLiu Chun-chun氏によれば、プログラムは農業と製造業を対象に行われる。農作業に海外からの労働者を受け入れることは初めての試みとなる。
プログラムは4月末から5月初旬にかけてスタート、初めは試験的に100名から200名のミャンマー人労働者を受け入れる。
社会・生活観の類似 台湾への適合に期待
ミャンマーの人々の宗教観、ライフスタイルなどは台湾の人々と似ている。また、両国の社会経済の状況も類似している。このことから、移民労働者が台湾に適合しやすいのではないかと期待されている。現在、台湾にはタイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムからの移民労働者がおり、ほとんどが製造業か介護職に就いているという。
また、多くの台湾企業が新興国経済への投資を検討している。海外からの労働者を受け入れることは新興国への投資と人材不足解消を両立させ、双方にとって有利な投資と見られている。
台湾政府は、この他、バングラデシュとスリランカからを農業に雇用することについても、可能性を探っているという。
(画像:Mizzimaより)
外部リンク
Mizzima
http://www.mizzima.com
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