2015-03-04 13:00
社会
縫製工場のストライキ 大半は復帰するも、一部は継続

ストライキ沈静化のために警察も出動
先日、ヤンゴン近郊の縫製工場で発生したストライキでは、沈静化を図るために警察が出動したものの、労働者と警察との対立に発展し、暴力に訴える場面もみられた。現在では、多くの労働者が職場へと復帰しているが、一部の労働者はストライキを継続している。低賃金労働が多く、ストライキ発生の原因に
ミャンマーにおいては民政移管以降、人件費が安いことから外国からの企業が数多く進出している。しかし、賃金をあまりにも低く設定する事例が多く見られ、縫製工場などを中心として、労働者らが現在の賃金では生活が困難になると不満を募らせており、今年に入ってから複数の工場においてストライキが発生している。
現状の法律では、最終的に労働者が不利益を被る結果に
ミャンマー労働組合連合のKo Aung Thu氏は 現状の労働法においては、先日発生したストライキにおける問題を解決することは困難である。結局、労働者側と雇用者側の交渉は平行線になりがちであることから、最終的に争議に発展することが多い。仮に争議が起きなかったとしても、労働者が不利益を被る結果となってしまう(MYANMAR TIMESより)
と、法律が不適切であることを指摘した。
先週、労働省、ミャンマー縫製業協会およびヤンゴン地方政府は、ストライキを行わないよう通達を出した。労働者らの要求があった場合には交渉に応じるとしているが、ストライキに発展する場合には、法的措置も辞さない構えである。
外部リンク
MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/
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