2015-02-12 15:00
経済
チャウピュ 経済的に重要な拠点と位置づけ

中国・アセアン諸国とインド・中東・欧州を結ぶ拠点
先週、ヤンゴンのサクラ・タワーで開催されたアセアン経済共同体(AEC)の会議において、チャウピュは、中国やアセアン諸国と、インド、中東、欧州を結ぶ拠点となることから、経済的に重要であると位置づけられた。5つのバースを持つ大型船舶停泊可能な港
チャウピュ港は、ミャンマー西部のラカイン州に位置し、ベンガル湾に面する。5つのバースを持つ港で、水深は15m以上あり、大型の船舶が停泊可能である。また、チャウピュ港は、中国・雲南省からは最短距離であることから、中国はインド洋戦略の拠点として、雲南省・昆明とチャウピュを結ぶ石油・ガスパイプラインの開発を進めてきた。
そのため、これまでチャウピュ港は、中国主導で開発が進められてきたことから、各国は開発に対し及び腰であったものの、最近は、中国資本が撤退ムードにあり、各国の開発機運が高まっている。
マンダレー・チャウピュ間のルート整備が必要
チャウピュが重要な拠点として位置づけられているため、ミャンマー第二の都市であるマンダレーから、マグウェを経由してチャウピュを結ぶルートを整備する必要があるとの見解が出された。このルートの整備により、ラカイン州をはじめとするミャンマー全域の製品を輸出できるほか、エーヤワディ管区の米を輸出することも可能となり、今後の経済発展に寄与するものと見られている。
外部リンク
ELEVEN MYANMAR
http://www.elevenmyanmar.com/index
チャウピュ港(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/チャウピュ港
ASEAN
http://www.asean.org/
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