2015-02-15 02:00
社会
国際人権団体、ミャンマー鉱山の劣悪な状況を発表

カナダと中国の企業による違反、住民の健康被害を指摘
2月10日、国際人権NGO団体アムネスティ・インターナショナル(AI)が、ミャンマーのモンユワ(Monywa)銅鉱山の状況についてレポートを発表した。レポートは鉱山で働く労働者や周辺住民の人権に関する問題を明らかにした物で、162ページにわたり現場での虐待や企業の違反・犯罪についてまとめている。
レポートでは、人体に危険や悪影響を与える地雷や爆発物、リンなど毒性の高い物質を作業に使用していること、これらに抗議する者たちへの発砲、環境への悪影響などを明示している。また、経済制裁に関する法律違反があることも指摘されている。
鉱山建設の早急な中止を要求
モンユワ銅鉱山では、カナダのIvanhoe Minesと、中国のWanbaoが開発に携わり、Letpadaung鉱山の建設を行っている。AIは、両社が銅鉱山周辺の住民数千人を強制的に立ち退かせたことも述べている。AIの企業犯罪調査員は、
ミャンマーは豊富な自然資源を持っているが法制度が確立されていない。利益はすべて軍とその関係者が握っている。
モンユワ銅鉱山プロジェクトは特に状況が悪く、地域住人や社会が抱える問題は深刻だ。鉱山の建設をすぐに中止する必要がある。(AIウェブサイトより)
モンユワ銅鉱山プロジェクトは特に状況が悪く、地域住人や社会が抱える問題は深刻だ。鉱山の建設をすぐに中止する必要がある。(AIウェブサイトより)
と訴えている。
(画像:AIウェブサイトより)
外部リンク
アムネスティ・インターナショナル
http://www.amnesty.org/en
アムネスティ・インターナショナル/ニュース
http://www.amnesty.org/en/news/
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