2015-02-19 10:00
社会
ミャンマー政府、学生デモ隊に対し法的措置へ

ヤンゴン管区へのデモ行進停止を要求
2月17日、ミャンマー内務省副大臣は、教育法に反対する学生団体に法的措置をとると表明した。政府は、国家教育法の改正案について現行通りに進めることを決定した。抗議のデモ行進を行っている学生に対しては、今後も活動を続ける場合は社会的混乱を避けるため、治安部隊による法的措置をとるという。
これに対し学生側は、政府が学生の要求を承認すれば、ヤンゴンを目的地とする抗議デモを停止すると発表している。
警察は順を追って冷静な説得を
Eleven Myanmarの報道によれば、警察は法的措置の手順として、まず初めに地域の長老や当局担当者から学生デモ隊に向けて、ヤンゴン管区に入らないよう穏やかで冷静な説得を試みるとしている。第2段階として、社会学の博士や大学関係者、教育省大臣が説得にあたる。第3段階では法律に沿って現状を説明し、学生がするべきことを伝えるとしている。
これらの段階を経て説得を続けてもなおデモ行進を続ける場合は、デモ行進は許されないということを警察が説明する。さらに従わない場合は、治安部隊が出動し学生を移動させる。
当局の警告にも関わらず、ヤンゴン周辺では約300名がサポーターとしてデモに加わった。民主的な教育を求める学生を支持し、興味を持って早朝からデモを見守る高齢者もいるという。
(画像:Mizzimaより)
外部リンク
Mizzima
http://www.mizzima.com
Eleven Myanmar
http://www.elevenmyanmar.com
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