ミャンマーニュース

サウジアラビアの報道機関によると、イスラム教のメッカで6歳（一部7歳との報道もあり）の継娘を殺害したとして、ミャンマー人女性ライラ・ビント・アブドゥル・ムスタレブ・バシム（Layla bint Abdul Mutaleb Bassim）さんが路上で斬首刑に処された。

サウジアラビアでは以前から公の場での死刑執行が行われており、同国のシャリアと呼ばれる厳しいイスラム法により、昨年は87人、2013年には78人がこのような死刑執行を受けたようだ。バシムさんは今年になって斬首刑になった10人の内の1人。

サウジアラビアで死刑に処されるのは、レイプ、殺人、背教、武装強盗や麻薬取引などである。

通常、サウジアラビアでは斬首刑を撮影することは違法。ましてやインターネット上の動画サイトに漏洩するのはありえない話だ。しかし、サウジアラビアの斬首刑を示す動画は、過去3年間でインターネット上に出回っているようだ。

今回動画を投稿したとみられる人物は、すでに逮捕されている。

インターネットに投稿された動画は、バシムさんが数人の警察官に囲まれた状態で路上にひざまずき、「わたしは殺していない」などの言葉を繰り返し、「殺人は犯していない。わたしはあなた方を許さない。これは不当な仕打ちだ」とアラビア語で叫び訴えている。

その後、バシムさんは路上に押さえつけられ斬首刑に処されるが、最後の最後まで無実を訴えていた。

真実のほどは定かではないが、バシムさんは継娘殺害でサウジアラビア人の夫に告発され、今回の処刑に至っている。

日本では考えられない公開処刑。文化の違いを感じぜずにはいられない出来事である。

（画像はmizzimaより）

外部リンク

Myanmar woman beheaded in Saudi Arabia, screams innocence
http://www.mizzima.com/mizzima-news/regional/

Saudi Beheading Of Myanmar Woman Sparks Outrage From Rights Groups
http://americanlivewire.com/2015-01-19-saudi

Myanmar citizen beheaded in Saudi
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/