2015-01-19 01:00
経済
ミャンマーの一人あたり農業所得、年間200米ドル

小規模農家中心で、一人あたり農業所得伸び悩む
OECD(経済協力開発機構)の報告書によると、ミャンマーの一人あたりの農業所得は年間200米ドルであることが分かった。これは、アジアで最も低い所得水準である。ミャンマーの農業は、かつて、世界一のコメ輸出量を記録していたことや、2011年の民政移管以降、生産量拡大の素地は十分にあるものの、現在のミャンマーの農業は小規模農業が中心となっているため、一人あたりの農業所得が伸び悩んでいる傾向にある。
農業の大規模化が進んでいないことが要因
農業所得を伸ばすためには、生産性を向上させる必要がある。しかし、ミャンマーの農家は、半数以上が約2ha(約5エーカー)以下の農地であり、農家の大規模化が進んでいないこと、また、ミャンマーの主要作物はコメであるが、コメは他の農産物に比べ農業所得が低くなりがちであることから、農業所得は伸び悩んでいる。農産物の加工、販売へと波及させることが必須
テイン・セイン大統領の経済アドバイザーは、農業所得を伸ばすためには、単に農産物を生産するだけではなく、農産物の加工、販売まで波及させることで農業関連の所得を上げること、また、化学肥料の使用や農業機械を使用することによって、大規模生産が可能となり、農業の近代化を図ることができる、としている。外部リンク
ELEVEN NEWS
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