2015-01-18 12:00
社会
ヤンゴン市民、仏教徒が国連に対するデモを実施

ロヒンギャ族の市民権付与に反対
1月16日、ヤンゴンで500人を超える市民と仏教僧侶によるデモが行われた。国連の、人権問題に関する特別報告者 Yanghee Lee氏のミャンマー訪問と調査後の発言への反発を示した行動である。デモはヤンゴン中心地であるバハン地区のシュエダゴン・パゴダからタムウェ地区にかけて行われた。
参加者は「国連はアンフェアだ」「ベンガル人に市民権付与する国連の決定を直ちにストップせよ」「市民権に従い、違法なベンガル人に対して行動を」などのプラカードを掲げ、街を歩いた。
国連、政府に対し総選挙より優先すべき問題と指摘
Lee氏は今月、2度目のミャンマー訪問を行い、ラカイン州の難民キャンプを中心に調査を実施。状況は危機的であり、ロヒンギャ族と仏教徒の関係は緊迫していると警告した。国連は、ベンガル人として認識されているロヒンギャ族にミャンマー国籍と権利を与えるよう求めている。また、今年末に予定されている総選挙を実施する前に、この問題を優先事項として対応するよう政府に求めた。
抗議活動に参加する1人は、
国連はベンガル人の人権を主張するばかりで私たちの権利を考慮していない。人権とはベンガル人にのみ与えられるものなのか。(Eleven Myanmarより)
と主張している。
(画像:Eleven Myanmarより)
外部リンク
Eleven Myanmar
http://www.elevenmyanmar.com
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