2015-01-05 07:00
社会
ミャンマー国軍 防衛省、自衛隊基地を視察

ミャンマー国軍 日本を訪問
日本財団は、日本の自衛隊とミャンマー国軍の交流機会を設けるため「日本・ミャンマー将官級交流プログラム」を発足させた。このプログラムは、ミャンマー国軍幹部を10人日本に招き、相互の理解を深めることが目的である。昨年は、先月8日から17日まで実施され、ミャンマー国軍の中将を団長とし、計10名が日本を訪れた。民主主義化における軍のあり方を学ぶ
ミャンマーは軍事政権が長きにわたって続いた国家で、その間、西側諸国が経済制裁を行っていたが、その状況下においても日本財団は、学校建設や医療サービスを実施してきた経緯がある。前回の総選挙においてテイン・セイン大統領が就任してからは、民政移管が推し進められているが、このプログラムは、ミャンマー国軍が日本の自衛隊と交流することによって、民主政権下における軍のあり方を学んでもらうことが目的であり、今後5年間継続される予定である。
「人材育成が重要である」 イェ・アウン中将
ミャンマー国軍は日本に滞在中、防衛大学校や防衛省のほか、浜松基地(静岡県)、舞鶴基地(京都府)、朝霞駐屯地(埼玉県)を訪れた。陸・海・空のすべての自衛隊基地を視察し、人材育成や防衛方針、部隊の運用や国際貢献について研修を受けた。イェ・アウン中将は「国のために働く人間であれ、ということを自衛隊の人々を見て感じることができた」と述べ、人材育成が重要であることを強調した。
外部リンク
日本財団 プレスリリース(2014年12月8日付)
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2014/79.html
日本財団 日本・ミャンマー将官級交流プログラム(PDF)
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2014/img/80/80.pdf
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