2016-03-08 18:00
政治
日本政府 ミャンマーに1000億円規模のODA実施の見通し

先月の会談におけるスー・チー議長の要望が実現へ
日本政府は円借款と無償資金協力で、ミャンマーの交通インフラ整備や都市計画策定に対し、1000億円規模の政府開発援助(ODA)を実施する見通しだ。先月、和泉洋人内閣総理大臣補佐官はミャンマーを訪問し、国民民主連盟(NLD)のアウン・サン・スー・チー議長と会談した。
会談において、同補佐官は、日本がミャンマーの新政権を支援する旨を述べたほか、同議長は、ミャンマーのインフラ整備等について、日本に対し支援を求めた。
先日の会談が功を奏し、同議長の要望が実現する見通しとなる。
ODAの具体的な内容は、6月までに決定の見通し
今回のODAでは、交通インフラ整備や都市計画策定にとどまらず、ヤンゴンとその周辺の電力供給や水道供給の安定化も対象となる模様だが、日本政府は、ODAの具体的な内容を6月までにまとめたいとしている。なお、今回の日本によるODA実施は、軍事政権下のミャンマーにおいてもNLDの方針を支持してきた欧米諸国や、NLDとの関係を強化したい中国など、各国のミャンマーに対する支援に先行する狙いがあると見られている。
外部リンク
mitvNEWS
http://www.myanmarinternationaltv.com/news/large-scale
外務省(プレスリリース 2月16日付)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/mm/page4_001787.html
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