2016-03-03 21:00
社会
タイの水産物加工会社 不当労働の補償金 130万ドル支払いに同意

ミャンマーの労働者らに不当労働を強制
タイの首都バンコクの東に位置するサムットサーコーン県の労働局によると、水産物加工会社、ゴールデン・プライズ・ツナ・カンニング社は、労働者らに不当な労働を強制したとして、ミャンマーの労働者らに対し総額130万ドル(約1億4800万円)の補償金を支払うことに同意したという。同社ではミャンマーの労働者が多く従事しているが、従業員を低賃金で勤務させるなど、不当な労働が横行していた。
ここ数ヶ月の間、同国の労働者らは、労働条件が不当であるとして、同社に対し補償を求めていた。
労働者らの不満爆発 1000人規模のストライキに
さらに、労働者らの要求はエスカレートし、先週は1000人規模のストライキに突入した。大規模なストライキを受け、同社は労使交渉を実施し、2月29日、1100人の労働者らに対し、総額130万ドルの補償金を支払うことに合意した。
タイは、水産物の輸出額が世界第3位である。しかしながら、同国では、水産物加工の現場のみならず、漁船での強制労働も横行している。
そのため、EUは昨年、強制労働を改善しない場合、タイからの水産物輸入を禁止すると通告した。
外部リンク
the guardian
http://www.theguardian.com/global-development/2016/mar/
mitvNEWS
http://www.myanmarinternationaltv.com/news/compensation
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