2016-03-10 18:00
社会
エル・ニーニョ現象 6月めどに終息の見通し

東太平洋の海水温が低下傾向に
ミャンマー気象水文局は3月7日、エル・ニーニョ現象が6月をめどに終息する見通しであると発表した。終息の見通しは、当初の予想より早まったとされるが、その要因は、東太平洋の熱帯海域における海水温が、今月に入ってから低下傾向にあるためという。同局は、3月から5月にかけての降水量について、乾燥地域とされるカチン州、チン州、ザガイン地域では、平年を上回ると予測した。なお、その他の地域の降水量は、平年よりもやや少ないと予測した。
昨年からの雨不足により 水不足に悩む地域も
なお、当初の予測では、今年の春から夏にかけてのエル・ニーニョ現象による影響は、最も規模が大きかった1997年から1998年の規模に匹敵すると見られていた。また、猛暑と干ばつが予測されていたことから、議会においては、エル・ニーニョ現象への対策について議論されていた。
エル・ニーニョ現象が当初よりも早めに終息するとはいうものの、同国内においては、昨年から雨量が少なかった地域を中心として水不足に悩まされている。
ミャンマーの雨季は5月からであることから、雨季に入るまでの間は、水不足だけでなく、農作物の管理にも影響が出るものと見られている。
外部リンク
mitvNEWS
http://www.myanmarinternationaltv.com/news/el-nino
UCAnews
http://www.ucanews.com/news/myanmar-braces-for-the-full
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