2016-02-25 21:00
旅行
政府、観光名所バガンの仏塔に上ることを禁止

夕日が美しい観光スポット、建造物保護が優先
ミャンマー政府は、古代寺院が点在する観光名所バガンで、モニュメントに上ることを禁止する。ミャンマー文化省が発表した。バガンは11世紀から13世紀に王国の首都として栄えた土地で、王国時代には1万3000もの寺院や仏塔があった。広大な平野には今も多くの古代寺院やモニュメントが点在している。ユネスコなどの支援で復元し、現在は2000程が遺産として残されている。
独特の風景が外国人観光客に人気で、多くの人が訪れるスポットとなっている。日の出や日没時、仏塔の上から見る風景は美しく、ここでの撮影は観光客にとってメインイベントでもある。
観光客のマナーが問題となり、2012年頃からは建造物保護のため塔やモニュメントに上ることは禁止されていた。しかし、巨大なShwesandawパゴダなど、いくつかの大きな仏塔では塔の上に自由に行ける状態だった。
観光客誘致が寺院保存に有効という意見も
地元のグループ「バガン・ラバーズ」は、この発表は世界からの観光客を失望させるものだと意見を述べた。Maung Lone氏は、禁止することが古代寺院の保存につながるとは思えない。システム化して塔に上れるようにすれば、収入が得られる。それを寺院保存に役立てればよい。そうでもしなければ、寺院や仏塔は見捨てられた遺跡になってしまう。(Anadolu Agencyより)
と述べている。
(画像:Irrawaddyより)
外部リンク
Irrawaddy
http://www.irrawaddy.com/
Anadolu Agency
https://aa.com.tr/
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