2016-02-18 21:00
社会
シャン州で少数民族武装勢力同士が衝突 住民約3000人が避難

少数民族武装勢力同士の衝突は珍しいケース
国連によると、2月16日にシャン州で少数民族武装勢力同士が衝突し、約3000人が避難しているという。衝突は先週から続いており、住民らは、武装勢力に襲撃される可能性があることから寺院などに避難しており、ミャンマー赤十字からの支援を受けているという。
衝突している武装勢力は、シャン州和解評議会(RCSS)とタアン(パウラン)民族解放軍(TNLA)だ。政府軍と少数民族武装勢力の衝突はたびたび発生しているものの、少数民族武装勢力同士が衝突するケースは珍しいという。
両勢力の衝突原因は不明
昨年、ミャンマー政府と複数の少数民族武装勢力は「全国停戦協定」に合意した。しかしながら、全ての少数民族武装勢力が全国停戦協定に合意したわけではない。なお、RCSSは全国停戦協定に合意したが、TNLAは全国停戦協定に合意していない。全国停戦協定に合意した勢力と合意しない勢力が衝突した格好となっているが、RCSSとTNLAが衝突した原因については明らかにされていない。
今年発足する新政権は、和平の実現を前面に掲げている。和平の実現は、現時点で緊張が続く新政権と軍部の関係改善が鍵とされている。
外部リンク
NDTV
http://www.ndtv.com/world-news/thousands-displaced
THE STRAITS TIMES
http://www.straitstimes.com/asia/se-asia/thousands-flee
PRESSTV
http://www.presstv.ir/Detail/2016/02/16/450627/Myanmar
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