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2016-02-01 04:00

社会

国際赤十字社がミャンマー洪水から半年後の状況を報告

国際赤十字社
1月までに1400人を導入 支援にあたる
1月29日、国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)は、昨年7月から8月にかけてミャンマーを襲った洪水の被害状況と支援状況について報告した。

ミャンマー全土に壊滅的な被害をもたらした洪水から半年が経過した。洪水は一時900万人に影響を与え、1万5000戸の住宅を破壊し、170万人以上が家を失った。農地の被害は84万エーカー以上、多くの農作物が被害を受けた。

洪水発生から2016年1月まで、赤十字社からは1400人のスタッフとボランティアスタッフが支援にあたっている。

第1段階の取り組みとして、避難の支援や緊急救助、汚水の清掃を行い、食糧、日用品、避難所の物資提供を行った。

一部地域には現金支給も 日常生活の早期自己回復が目的
最も被害が大きかったチン州、ラカイン州、サガイン州、マグウェイ地域、エーヤワディー地域では池や井戸の修復を行い、長期的な支援を行っている。

これらの地域では支援金の配布も行われた。ミャンマーにおける自然災害対応として、赤十字社が現金を支給するのは初めてのことだ。

赤十字社ミャンマー会長のTha Hla Shwe氏は、
迅速に日常生活を復帰させることを目的に現金を支給した。小企業や家庭の自己回復の支援が目的だ。(IFRCプレスリリースより)

と語っている。

洪水による健康被害や伝染病の感染も心配されている。今後、地域社会とともに、健康や衛生に関する教育を進め、避難所環境の改善に取り組んでいく。

(画像:国際赤十字赤新月社連盟ウェブサイトより)


外部リンク

国際赤十字赤新月社連盟
http://www.ifrc.org/en/

国際赤十字赤新月社連盟/プレスリリース
http://www.ifrc.org/en/news
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