2016-01-30 11:00
社会
ブッダ侮辱の罪で拘留されたNZレストランオーナー、ついに帰国

国際社会や人権団体もはたらきかけ、恩赦で帰国かなう
ブッダを侮辱した罪で1年以上拘留されていた、ニュージーランド人のレストランオーナー、フィル・ブラックウッドさんが28日、ミャンマーからニュージーランドの家族の元へ戻った。逮捕当時、ブラックウッドさんはヤンゴンでレストランバーを経営しており、Facebookにブッダがヘッドフォンをしている、サイケデリックなイメージの画像をアップした。宗教的な意味は皆無だったが、仏教とブッダを侮辱したとして懲役2年を言い渡された。
ニュージーランド大使館や外務省をはじめとする組織や国際的な人権団体は、ブラックウッドさんの早期解放を求め続けていたが、1月22日、恩赦による政治犯解放にともない、1年以上の拘留を経てついに釈放がかなった。
オーストラリア国境で通過拒否 帰国が延びる
ブラックウッドさんは26日に帰国を予定していたが、オーストラリア国境管理局が彼を犯罪者と扱い、通過することができなかったという。オーストラリア当局は、ブラックウッドさんが通過するとの情報を得ていなかったとしている。その後、ニュージーランドの在ミャンマー大使館がブラックウッドさんに同行し、帰国が実現した。ブラックウッドさんは空港から家族に電話をかけ、感謝の気持ちを伝えたという。
プライバシーを守るため、ブラックウッドさんの帰国については詳細が明らかになっていないが、Facebookページには帰国を祝うメッセージが数多く届いていたということだ。
(画像:One News Nowより)
外部リンク
One News Now
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