2016-01-30 13:00
社会
南部経済回廊を活用し、タイ・ミャンマー間輸送実験を実施

南部経済回廊の整備により、両国間の物流拡大が期待
国土交通省は1月27日、南部経済回廊を活用したタイ~ミャンマー間越境物流システムの実証事業を2月上旬に実施すると発表した。ミャンマー南部のダウェーでは、東南アジア最大規模となる「ダウェー経済特区」の開発が見込まれている。
また、ダウェー経済特区開発と同時に、タイ・ミャンマー間の「南部経済回廊」の整備も見込まれているが、南部経済回廊の活用によって、タイ・ミャンマー間の物流拡大が見込まれている。
今回の事業における調査では、タイ・バンコクからヤンゴン向け、インド向け貨物の混載輸送実験を行い、オペレーション上や制度上における課題の調査が実施される。
陸上輸送および第三国への輸出における課題を検証
トライアル輸送は、2月3日にバンコクを出発、4日にタイ・ミャンマー国境に到着して、ミャンマーのトラックに貨物を積み替えた後、国境を出発する。ヤンゴンには6日の到着を予定しており、ヤンゴン向け貨物は8日中にヤンゴン近郊へ輸送され、インド向け貨物も8日にヤンゴン港に到着する予定だ。
トライアル輸送によって、陸上輸送ルートにおける振動測定および温湿度変化が測定されるほか、タイ・ミャンマー間からインドなど第三国への輸送における通関手続きや法制度・商習慣の把握、検証が行われる。
トライアル輸送の検証が行われることにより、今後、日系物流事業者によるタイ・ミャンマー間の越境物流が普及していくものと期待されている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
国土交通省(プレスリリース)
http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000247
国土交通省(報道発表資料)
http://www.mlit.go.jp/common/001117056.pdf
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