2016-01-16 11:00
社会
カチン州のヒスイ鉱山で新たな地滑り発生 40名行方不明

高さ90メートル以上の廃棄物崩壊 11月の地滑りと同じ鉱山で
1月13日、カチン州パカンのヒスイ鉱山で新たな地滑りが起こった。パカン鉱山では11月にも地滑りが発生し、100名以上の死者を出している。地滑りが起きたのは夜10時30分頃。採掘作業で出る廃棄物の山が崩壊したと見られる。少なくとも40名の労働者が行方不明となっている。
情報省大臣によれば、廃棄物の山はおよそ91メートル、被害者の正確な人数や名前はわかっていない。
カチンの開発団体によれば、現場は更に地滑りが発生する可能性が非常に高く、救助関係者が向かえない状態だという。
小規模な事故は多数発生 状況改善されず
パカンはヤンゴンの北東950キロメートルにある。パカン鉱山では世界最高品質のヒスイが採掘されることで知られている。2014年、ミャンマーのヒスイ産業の収益は推定310億ドル。旧ミャンマー軍が関わり、個人や企業とともに事業を行っている。悪天候が続いた後など、小規模な地滑りは数多く発生しているというが、大きなニュースにはならない。
パカンの住民は、労働者の安全を考慮しない採掘作業に反対しているが、状況は改善されていない。居住者の1人は、
何人が犠牲になっているか、正確なことは誰にもわからない。人々は危険な廃棄物の山やひび割れを、あえて見つけようとしない。(ABC Newsより)
と述べている。
(画像:Radio Free Asiaより)
外部リンク
ABC News
http://abcnews.go.com
Radio Free Asia
http://www.rfa.org
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