2016-01-20 06:00
経済
【大和総研】ミャンマー中央銀行基幹システムの稼働を開始

ミャンマー国内でも注目されるシステム
ミャンマーのヤンゴン市にあるミャンマー中央銀行で1月18日、株式会社大和総研(以下「大和総研」)が構築したミャンマー中央銀行の基幹ITシステムであるCBM-NET システム(CBM Financial Network System)の引き渡し式典が開催された。式典には、ミャンマー側からミャンマー中央銀行のセ・アウン副総裁をはじめ、同国金融市場関係者らが出席。
また、日本側からは在ミャンマー日本国大使館や独立行政法人国際協力機構(JICA)をはじめ、CBM-NETシステムの開発に携わった大和総研、株式会社NTTデータ(以下 「NTTデータ」)の関係者らが出席した。
この式典の様子は現地メディアにも取り上げられ、同システムの稼働がミャンマー国内でも注目されていることが伺える。
日本支援で業務の効率化を実現
このプロジェクトはJICAによる無償資金協力事業として実施され、大和総研は2014年5月にシステム構築を受注。大和総研がICT基盤を構築し、ICT基盤上で稼働する中央銀行基幹アプリケーションをNTTデータが開発した。
2015年12月にはすでにシステム構築が完了し、2016年1月5日より稼働しているという。
構築されたCBM-NETシステムは、銀行間の資金決済、国債決済、担保管理等の機能を持つ中央銀行基幹システム。外国銀行を含む38行と専用回線で結ばれている。
ミャンマーではこれまで、金融決算は紙による手作業であったが、同システムを導入することにより金融取引の迅速化だけでなく、信頼性・安全性も向上させたといえるだろう。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
大和総研
http://www.dir.co.jp/
NTTデータ
http://www.nttdata.com/jp/ja/index.html
大和総研のプレスリリース
http://www.daiwa-grp.jp/data/
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