2016-01-14 01:00
社会
タイのミャンマー人労働者への市民カード発行 見送りの公算

仮の合意にとどまり、タイで議論されるかどうかは不透明
1月8日と9日の2日間、ヤンゴンにてタイのミャンマー人労働者に関する会合が開催され、ミャンマーとタイの代表が参加した。会合では、タイ在住のミャンマー人労働者らに対し、タイ在住者が保有する「市民カード」(Certificate of Identity)を配布することについては、仮の合意が成された程度にとどまり、タイ国内において、今回の仮合意の件が議論されるかどうかという点については、不透明な状況とされている。
市民カードがないため、厳しい対応を受けることも
タイに約300万人いるとされるミャンマー人労働者らは、タイの国民が保有する「市民カード」を持っていないことから、タイの警察からは不法入国と見なされ、厳しい取り調べを受けるケースがみられる。なお、タイでは外国人労働者が働くことを許可する証明として「ピンクカード」が発行されているが、タイ在住のミャンマー人労働者でピンクカードを保有する者は約50万人にとどまるという。
また、ミャンマー人労働者がタイで働く際の問題点として、タイでは法律によって外国人労働者の労働期間を最長6年と定めていることだ。
さらに、タイでは、ミャンマー人労働者を低賃金で雇用していることも問題とされている。
外部リンク
MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/18410
mitvNEWS
http://www.myanmaritv.com/news/workers-thailand-meeting
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