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2013-05-04 11:00

その他

EU、ミャンマーへの制裁解除を決定

EU制裁解除
民主化への改革を評価 新しいチャプターへ
4月18日、欧州連合(EU)はミャンマーに対する制裁措置を解除することを決定した。


EU外務省は、ミャンマーの民主化に伴う改革プロセスの著しい進行を評価し、武器禁輸を除く制裁をすべて解除することを決定した。ミャンマーとEUの関係は「新しいチャプター」に入った。

ミャンマーの改革を正当化する調査委員会では議論を要することなく決定に至った。

東南アジア諸国連合(ASEAN)会長は、

私たちが改革を始めた時からEUはその情勢をよく認識していたので、この決定は予想していた。東南アジア諸国にとって喜ばしい発展だ。(European Voice.comより)


と述べている。

今後、ミャンマー政府とEUが定期的な対話の機会を持ち、連帯作業を進めることが期待される。

人権問題は未解決 早急過ぎるとの意見も
一方でこの決定を非難する声もある。人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、

最終的な決定は客観的であるべきだ。人権保護的観点から見れば今回の決定は早まった決断と言える。(European Voice.comより)


と懸念を示した。これは、政治犯解放や民族、宗教紛争など、ミャンマー軍事政権が抱えた未解決の問題を指摘する意見だ。

政府のキャンペーンによってこの問題を抹殺してはならない。(European Voice.comより)

HRWは厳しい視線を向けている。


外部リンク

European Voice.com
http://www.europeanvoice.com/
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