2015-12-09 22:00
社会
WFP、ミャンマーへの食糧サポートを拡張

貧困と子どもの発育不良 最も弱い立場にある国
12月2日、国連世界食糧計画(WFP)は、今後2年間、ミャンマーへの食糧サポートを拡張することを表明した。WFPは、現在最も弱い立場にあり食糧的援助が必要な国として、ミャンマーでの活動を拡張する。
WFPの報告によれば、ミャンマーでは人口の26%にあたる1300万人以上が貧困な生活を送り、子どもの35%は栄養失調による発育不良の状態にあるという。
2030年までに飢餓ゼロを目標に活動を拡張
また、今年夏に起きた大規模な洪水被害により、約44万人が食糧支援を必要としている。2011年から12年にかけてカチン州、シャン州、ラカイン州で起きた紛争により、現在でも約17万2000人に食糧支援が必要な状態だ。新しい計画では、290万人に食糧と資金援助を実施する予定だ。WFPのScalpelliディレクターは、
ミャンマーはこの数年間で大きく成長した。しかし、まだするべきことはある。重要なことは支援を長く継続することだ。
2030年までに、ミャンマーでの飢餓をゼロにすることがWFPの目標であり、それを実現するために取り組んでいく。(WFP ニュースより)
2030年までに、ミャンマーでの飢餓をゼロにすることがWFPの目標であり、それを実現するために取り組んでいく。(WFP ニュースより)
と述べている。
WFPのミャンマーへの活動は、オーストラリア、カナダ、チェコ、デンマーク、EU、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、日本、韓国、イギリス、アメリカ、WFP日本協会、Yum!Brandsなどの投資によって行われている。
(画像:WFPウェブサイトより)
外部リンク
WFP
https://www.wfp.org/
WFP/ニュースリリース
https://www.wfp.org/news
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