2015-12-02 09:00
社会
ミャンマー政府、少年兵士53名を解放

2012年より国連と取り組み トータル699名が解放
11月30日、ユニセフミャンマーは、ミャンマー政府が53名の少年兵士を解放したと発表した。2015年、トータルで146名の少年兵士が解放されたことになる。2012年より、ミャンマー政府は国連とのアクションプランに基づき、18歳以下の少年兵士解放に取り組んでいる。現在までに699名が解放された。国連はこの成果を評価している。
国連のミャンマーコーディネーター、Renata Lok Dessallien氏は、
子どもにとって有害な慣習を終わらせるために、政府と軍が継続的に取り組んだ結果が表れた。子どもたちが家族の元に戻ることをうれしく思う。今後も、少年兵士の募集を存在させないよう、取り組んでいく。(ユニセフ・ミャンマー/ニュースリリースより)
と述べている。
少年兵士募集を続ける民族武装グループは「永続的な加害者」
少年兵士を有しているのは、ミャンマー軍の他、非政府の北カチン州、カレン州、シャン州、ワ州など7つの民族グループだ。その数は明らかにされていないが、国連では30万人以上いるのではないかという見方もある。国連は、これら少年兵士を採用するグループを「永続的な加害者」と位置づけ、兵士の募集を停止するよう強く求めている。
(画像:ユニセフ・ミャンマー)
外部リンク
ユニセフ・ミャンマー
http://www.unicef.org/myanmar/
ユニセフ・ミャンマー/ニュースリリース
http://www.unicef.org/myanmar/media
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