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2015-11-25 22:00

社会

シャン州軍が再び武力行使 全国停戦協定交渉決裂が原因か

シャン州進歩党
シャン州進歩党の要求に、政府は明確な返答を避ける
シャン州中部・Mong Hsu郡区で11月23日、政府軍とシャン州軍による武力衝突が発生した。現地からの情報によると、戦闘機による攻撃は行われていないという。

シャン州進歩党(SSPP、以下同党)は11月22日、政府より全国停戦協定に参加するよう通知があったと発表した。

同党は11月23日、同協定に参加し、政府に対し和平交渉に関して要求を行った。しかし、政府側は同党の要求に対して明確な返答を避けたことから、交渉は物別れに終わった。武力衝突は交渉の決裂が要因とみられる。

先月に続き、今月も住民らが避難
SSPPは、少数民族武装勢力の一つに数えられている。10月15日に実施された全国停戦協定では、同党がシャン州で戦闘を行っていることを理由に、調印が行われなかった。

武力衝突は10月上旬から続いており、約1万人の住民が避難を余儀なくされたほか、11月20日には約6000人の住民が避難した。また、現地ではコレラが発生しているとの情報もあるが、正式な確認は取れていない状況だという。

同州の議員は
シャン州の人々は大変困難な状況にある。この状況は我が国にとって良い状況とは言いがたい。(MYANMAR TIMESより)

と、懸念を示した。


外部リンク

MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/17787

ELEVEN MYANMAR
http://www.elevenmyanmar.com/local/ssppssa-begin

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